夜、田舎で家の鍵を落とした話
以前、仕事がリモートになったこともあり、海まで歩いていけるような田舎に住んでいました。ふと思い立ち、仕事終わりに海へお散歩をしに行くことに。「荷物は持ちたくないから手ぶらで行こう。鍵は…ポケットに入れておけばいいか。」これが完全にフラグでした。夕日を見ながら浜辺を歩いたり、いつもは通ったことのなかった小道を探検したりして、すっかり暗くなったのでご飯でも食べて帰ろう。そして帰宅したのが22時頃。おもむろにポケットに手を伸ばす。「・・・ない」鍵がありませんでした。海か田舎道に落としたのでしょう。来た道を簡単に探したものの、見つかるわけもなく。ちょっとした散歩のつもりだったので、スマホの充電も残り20%ほど。残り僅かの充電を大切に、不動産屋に電話してみるも出ず、仕方なく24時間対応している鍵の業者を呼ぶことに。電話はすぐに繋がるも、こちらに到着するまでには1時間以上かかるとのこと。ここは田舎。待っていられるような飲食店はすぐ近くにはない。かろうじて24時までやっているコインランドリーがあったので、洗濯物を待つふりをして、どうにか時間を潰させてもらいました。そしてようやく業者の方が到着したのが23時頃。「良かった〜」と安心したのもつかの間。どうやらそう簡単に直せる鍵ではなかったらしい。梯子をかけてベランダから入る?などの案も出ましたが、23時過ぎ、音が響くアパートで爆音を出しながらどうにか開けていただけました。ちょっとした散歩のはずが、想定外の出費が出てしまうこととなり、今後は鍵をポケットに入れるのはやめようと誓いました。