鍵の先がかけた
さて、埋まってしまった鍵ですが、先っぽは鍵穴の中にすっぽ そして、時間差でプチパニック。よりによって共用の玄関なんです。自分の自宅の扉ならまだしも、共用玄関だなんて…。 うちのマンションのエントランスは暗証番号で開ける機能がなくて、鍵を差して回して開けるタイプなんです。 これじゃ、マンションの住人全員閉め出しじゃないかー!袋叩きにされてしまうー。(そんな事する人たちじゃないけど) 一刻も早く解決しなくては!と思い、まずドアホンのメーカーのアイホンに電話しました。丁度、マンション全体のドアホンを改修したところだったので、そこが真っ先に思い浮かびました。 あちこちに電話で助けを求める すると、「鍵の部分については鍵屋さんにお願いすることになる」とのこと。なるほど、まあ確かに。ところが、鍵には刻印がなくて、どこのメーカー製なのか分からなかったんです。手持ちの鍵も合鍵でして。 そこで、管理会社に電話して聞いてみることに。しかし、マンションの担当者がおらず、わからない、外出中で電話に出ないとのこと。仕事が属人化しててよくないなーと、思いつつもしょうがないと諦めました。 ここで、ようやく気づいたんです。鍵のトラブルで駆けつけてくれるレスキュー的なのがあるな、と。スマホで検索すると大量に出てきました!しかも、最速5分で到着できるとか!これなら、マンションの住人に迷惑かけることなく解決できる!早速電話し、住所を伝えると、なんと、40〜50分かかると・・・夕方だから込んでいると・・・料金は状況見から判断だと・・・。でも、背に腹は変えられない、とりあえず来てもらうことにしました。 といっても、やはり40〜50分も待つのは苦痛なので、他にも当たってみることに。すると、見事にどこも40〜50分かかると。ウチはそんなド田舎というわけでもなく、なんなら鍵屋の商売になりそうな住宅が立ち並んでるようなところです。HPでは、5分とか、15分とか謳っているんですが。早いところがあればお願いしようかとも思いましたが、しょうがない、最初に頼んだところが一番早いだろうと思い、そこ一択で待つことにしました。 レスキュー到着まではドアマンに徹する さあ、鍵屋が来るまで、どうやったらマンションの住人はここを通れるのだろうか・・・。ふと、手元にある折れた鍵の片割れを鍵穴に合わせて回してみると、回ったんです。抜くことは出来ませんが、私の鍵を合わせることで回すことは出来るんです! そう!つまり、この共用の鍵は私しか開けることのできない鍵となったわけです。他の住人は鍵を差せません。ただ、私の持っている鍵の片割れなら合わせて回すことができるというわけです。 不幸中の幸いなんでしょうか。開かないよりはマシですが、私しか開けられないと。 ここで、覚悟しました。鍵が直るまでの間、私はここでドア番をしなければならないと。 夕方で帰宅するひとが多い時間帯でした。私は鍵の前を陣取り、電話をするふりをして、その場を動けない雰囲気を出しながら、人が来る度に明るく挨拶をしながら、鍵を開けて(鍵を回すと自動でドアも開く)あげるとても親切な人ふうを装っていました。 やる前は、怪しまれていろいろ聞かれるかな、とか心配でしたが、意外と皆さん「ありがとう」とだけ言い残して去っていきます。住んで丸2年でしたが、意外と顔見知りの方も多くさほど怪しまれることはありませんでした。最初はキチンと事情を説明した方が良いかなと考えましたが、それを聞かされたところで何にもなりませんし、大抵のかたは通れれば問題ないんですよね。 あまり顔の知らない方で、よっぽど怪しまれたら説明することにしました。 途中、よくAmazonの配達に来てくれるオッチャンが配達に来ていて、話し相手になってくれました。こちらは顔を覚えていたのですが、意外にあちらも顔を覚えてくれていて、というか妻のことも知っていて驚きました。「さっき、その辺歩いてるの見たから、もう少しで帰ってくるんじゃない」って 笑。すごく気さくな感じのいいオッチャンでした。 そんなこんなでドアマン業務にも慣れた頃、鍵の業者を読んで1時間が過ぎていたのですが、一向に現れる気配なかったので、再度電話。間もなく到着するとのこと。そして、10分、30分・・・来ません。やはり、もう一社くらいお願いしておくべきだったか、と後悔しましたが、時すでに遅し。再度問い合わせるも、間もなくの一点張り。恐らく作業員の状況や場所を詳しく把握しておくべきでした