玄関の鍵と窓の鍵
主人の実家の家は、鍵が1つしかありません。理由は、義父が外出時に失くしてしまったからです。最初は、2本鍵がありました。1本は義父、もう一本は義母が持っていました。 鍵を無くした日は、義父が先に家に帰ってきました。しかし、鍵がなくて家に入れないため、近所にある親戚の家に入れてもらい、コーヒーを飲みながら義母が帰ってくるのを待っていました。義母は帰ってくると義父がいないことに気づき、探しました。近所の人が親戚の家にいることを伝えると、義父を迎えに行きました。家の鍵が1本しかないととても不便です。義父と義母は生活時間が異なるため、鍵は2本必要でした。工務店にお願いし、新しい鍵に取り換えてもらいました。 しかし、また1年後に義父は鍵を無くしてしまいました。義母は鍵の交換代がもったいないと、交換しませんでした。玄関の鍵は閉めた状態にし、裏の窓から出入りすることにしたのです。主人は反対しましたが、鍵の管理が難しい義父が鍵を持つよりは良いということになりました。 主人の実家は、田舎にあるため、インターフォンを鳴らさず家に来る人がいます。親戚や仲の良い人は、声をかけながらですが、勝手に家の中に入ってきます。一度留守中に、親戚が家の中に入って待っていたことがあり、びっくりしたそうです。表の道路から人が来ると玄関から入ってきますが、裏の道路から人が来た場合は、裏の窓から入ってきます。玄関の鍵をかけておけば大丈夫という環境ではありません。このことがあってから、玄関の鍵は新しいものに交換されました。